韓国ドラマ「二十五、二十一」はBTSのJUNG KOOKが、視聴しながらインスタにコメントを残した事で話題になったドラマ!
ストーリーに対する世論の反響も大きく、最終回での展開に、本国韓国では炎上する賑わいを見せました。
そんな、ファンを魅了し愛されたこのドラマは、アラフォーやZ世代に最も刺さったと言われています。
その人気の理由3選について考察します!
「二十五、二十一」アラフォー、Z世代に人気の理由3選!
90年代レトロな演出!
配信が始まり、我々視聴者をまず引き込んだのは、90年代のテレビドラマを見ているかのような、オープニングシーンの演出です。
ブラウン管やVHSビデオを再生したかのような画質にテロップ。
アラフォー世代にとっては、そうそう!昔はこんな感じのテロップだったし、画質も悪かったよねぇ‥なんて思い出した方も多いのでは?
懐かしさと今風のおしゃれな演出がとっても新鮮で、韓国ドラマならではの映像美は、さすがです。
また、カセットテープや登場人物の髪型、ファッションなど、Z世代を中心とした若者の好奇心を刺激し、
配信直後からSNS上では「エモい!」と反響が見られました。
なかでも、注目したいのがファッション!
本作品中では90年代後半から2000年代に流行った「Y2Kファッション」が登場します。
2022年春夏コレクションでは、ラグジュアリーブランドがこぞって「Y2Kファッション」をZ世代向けに提案するなど、熱い盛り上がりを見せています。
90年代後半は、時代によって翻弄されながらも、「自分らしさ」を失いたくないと、自己主張を印象付けるファッションが主流でした。
同じく「自分らしさ」を大切に考えるZ世代にとって、この時代のカルチャーは刺さる要素満載で人気になったのでは?
時代に奪われた若者の成長に共感!
90年代末は激変した時期、現代のコロナ禍とも繋がります。
演出を担当したチョン・ジヒョン監督は、
「ドラマを通じて、過去の自分を懐かしんでもらい、今日の自分を慰めてもらえたら嬉しい」と作品の意味を伝えています。
この作品の中で、作家は一貫して「青春の一瞬」を描いていると語っています。
読者の皆さんにも、語る青春が思い起こせばあるはず。
自身の思いを重ね合わせて見るときに感じる、朧げに残っている美化された青春、ヒリヒリするような恋の思い出。
時代に翻弄されながらも自分を見つけ成長していく5人の姿に、「頑張る自分」を見つけて共感するのではないかと感じます。
視聴者を過去の自分へとタイムスリップさせてしまう名言の数々に涙し、癒された方も多かったのではないでしょうか?
キム・テリ演じるナ・ヒドが、自身の青春をこう語っています。
全てが手に入ると信じていた。
多くを手に入れたかった。
愛も友情も手に入れたと「錯覚」してた。
振り返ると、全てが試行錯誤の日々。
永遠だと言い張った瞬間、私はその「錯覚」が好きだった。
それでも手に入れたものが一つはあった。
あの年の夏は、
わたしたちのものだった。
青春の輝きはまるで「錯覚」のように一瞬。でも、その一瞬こそが、長い人生を輝かせる。
時間は巻き戻せないし、人生は変化していく。
たまに立ち止まって、過去の自分を懐かしむぐらいがちょうどいいのかもしれない。
「恋」「友情」「部活」「勉強」
そんなことが人生の全てだった頃、振り返ってみると大なり小なり、自分の心の中に何かを残していることに気付く方も多いはず。
コロナ禍で、諦めることを強いられたり奪われることも多かった、短くないこの時間。
同じように時代に変化を強いられた5人の若者たちが、
懸命に自分の人生という「青春」を取り戻そうとする姿に勇気づけれられ、
ただいま青春真っ只中のZ世代の若者たちに、自分らしい「青春」を味わってほしい。
そんなメッセージ性も感じられます。
終始一貫したテーマであった「青春の一瞬」は、コロナ禍で沈んだ心を弾ませ、幅広い世代を魅了し人気を得た理由なのかもしれません。
2人の愛の形が反響!
本国韓国でも、2人の恋がどうなるのか、毎話配信後にSNS上で繰り広げられる予想の考察の数々に、
「疲れるから、早く続きが見たい!」とツイートしている方を多く見かけ、反響の大きさを感じましたね。
「あなたがどこに居ても、私が届ける」
この言葉はメインポスターのどちらにも書かれていて、2人が愛を築いていく過程にも繋がっていきます。
なかでも、9話から10話にかけて、ナム・ジュヒョク演じるペク・イジンに対する気持ちを、
言葉に言い表せられないヒドの思いを「虹」に例えて語るこのシーン。
繊細な演技で感情を表現する、ナム・ジュヒョクの演技に見入ってしまうのと同時に、胸キュンされちゃいます。
また、イジンとヒド、それぞれの違う愛し方が丁寧に描かれているのも見どころです。
離れていても、お互いの世界を応援し、全力で愛したイジンとヒドの青春と愛のかたち。
それぞれの思いが交差する姿が、若さゆえ・・という言葉に尽きますが、その姿がとても美しい。
2人の恋の行方を見終わった後は、たぶん自分の青春や恋を思い出していることと思います。
そんな余韻が楽しめるのも、大きな反響を得た人気の理由の一つかもしれませんね。
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まとめ
アラフォー世代は、ポケベルや初期の携帯電話の懐かしさを感じ、大人になりきれない「青春」の記憶を思い出したのでは?
コロナ禍でまさに「青春」をかけぬけているZ世代には、時代によって諦めることを強いられている若者へのエールにも感じられたこの作品。
印象に残ったシーンを振り返りながら、アラフォーやZ世代に刺さったその人気の理由について紐解いてみました!
いかがだったでしょうか?
是非、ご覧になっていただきたい作品です。