「私の解放日誌」少々難解なラストだったと考察する方を、多く見かけた最終回。
ソンソックとキムジウォンが演じたクとミジョンは、”崇める”事で2人の関係はどうなったのでしょうか?
そして、2人の”解放”について、最終回から考察してみたいと思います。
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崇める事でクとミジョンはどうなった?
ドラマ序盤、ミジョン演じるキムジウォンが「私を崇めて」というセリフ。
4話で崇めるって?と聞くクに、ミジョンが「応援するの」ってこたえます。
でも、2人がそれぞれの時間を過ごし、互いのことを語る中で分かったのは、
「崇める」の意味は、自分や相手をありのままに受け入れ、”大事にすること”という事ではないかなぁと感じてます。
ミジョンは自分の中にある言葉しか使わない人です。
「愛して」ではなく「崇める」だったのは、満たされない思いを抱えるミジョンにはない言葉なのと、崇める過程が満たされる過程なのだと、信じていたからではないかなぁ。
最終回、ミジョンがこう語っています。
”ヨン・ミジョンの人生はク氏に出会う前後に分けられる”
自分がすごく愛らしく思えるの。心の中に愛しかないわ。だから、愛しか感じない。
クが崇めてくれた過程が、ミジョンにとっては自分や相手をありのままに受け入れる過程だったこと。
満たされる事で、愛しか感じないミジョンへと成長していったんだなぁって思いました。
崇める事で、愛する2人へと変化し、それぞれの解放が起こったんだと考察しました。
クとミジョンの解放とは?
クの解放とは?
ソンソック演じるクは最初から最後まで、アルコール依存症でした。
終盤、幻聴が聞こえるようになり、状態が悪化します。
アルコールをやめたいと思いながらも、やめられない理由についてクが初めてミジョンに語るのが最終話。
ミジョンが朝から飲酒するクに「しらふはなぜ苦しいの?」と聞きます。
そう、語ります。
このシーン、ミジョンのセラピーが開始されてましたよね?
ミジョンは、そんなクを私の”聖域”なんだと、絶対に否定しない。
ミジョンは、共感することでクを”崇めて”いたように感じますね。
ミジョンの言葉が、クの心に幸せの種まきを行っているようでしたね。
そしてその事が、幸せになることを恐れていた、クの心を動かしていきます
下水道に落ちずに引っかかった500ウォン。
裏の”鶴の絵”が出てましたね。
人生はコインのように表裏一体で、暗い人生から自分を救い、鳥のように自由に飛ぶのか?
クが解放のための決断を後押しするシーンだったなと思います。
コンビニで買ったお酒を、ホームレスに置いて行ったシーン。
アルコールを断つ決心をし、幸せになることへの畏れをそこに”置いた”のだと考察しました。
ミジョンの解放とは?
ソンソックが自身のInstagramを通じて、
「誰かに頼らず、自分だけの解放を探して一歩一歩歩んでいくミジョンがとても好きでした」
とコメントしています。
私もミジョンが大好きでしたね。
彼女の成長にとっても励まされたし、自分と正直に向き合ってる人だったから。
ミジョンの解放は、クと違い1人でする必要性があったように思います。
解放は「自分の問題に気付く事」全てはそこなんだと、解放クラブでミジョンが語ってましたよね。
ミジョンは、自分や周りも愛せない事が、満たされない問題だと感じていたのだと思います。
”崇める”事がその一歩で、自分や相手をありのままに受け入れていく。
クに出会ったことで自分を知っていきますよね。
最終話、ミジョンが「私って熱い女だった」というシーン。
ミジョンが自分を知って、そんな自分を大事に表現している印象的な場面でした。
クが「ヨン・ミジョ〜ン!!」って叫ぶの、私も好きでした(笑)
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おまけ
クとミジョンのシーンで私の好きなシーン。
ミジョンのクへの告白だったなと思っています。
3歳の時、7歳の時、19歳の時‥幼い頃のあなたに会いに行って、隣に座っていたい
座ってるだろう。俺が90歳なら今が”幼い頃”だ
まとめ
私はこの”はっきりしない”ぼんやりとしたラストが、「私の解放日誌」にふさわしかったなぁと、ひたひたと沁みわたる幸せを感じてます。
崇める事でクとミジョンの関係は、愛する関係へと変化したんだと私は考察しています。
クとミジョンがお互いを崇めた事で起こった、それぞれの解放。
みなさんはどのように感じられましたか?